ニコニコ超会議2に行って来た

昨年のニコニコ超会議は初日だけ行ったのですが、今年の「超会議2」は職場近くのローソンで前売りの通し券を買って、2日間とも行きました。

実は最初、遠いからニコつくのある2日目だけにしようかなーと思っていましたが、ボーマスで会ってみたいけど1日目にしか会えそうにないボカロPが何人かいたことや、ニコニコ技術部界隈の飲み会が1日目の夜に行われることから、2日通しで行くことにしました。昨年の超会議ではボーマスが15:00終了であることを知らず、それを過ぎてから到着して気がついたら撤収モードだったという超残念な目にあったので、今年は朝早めに行くことを決意。

幕張メッセは遠いですね…横浜南部から電車で行っても片道2時間以上かかります(距離にして70km以上もある)。途中で朝飯食ったり並んだりとなると、朝8:00に出てちょうどいいくらい。着いたらだいたい10:30くらいでした。

入場時の様子

ニコニコ超会議2の1日目:海浜幕張駅前

ニコニコ超会議2の1日目:海浜幕張駅前

▼ つくるのは、あなたです。

ニコニコ超会議2

ニコニコ超会議2

待機列はこんな感じ。
これは1日目ですが2日目はもっと長かったです。ただ、両日とも昨年に比べて人の流れがスムーズで、ときどき1分くらい?列が止まるときがあった程度。昨年は地面に座って待つ余裕があったぐらい流れが悪かったのですが、今年はかなり改善されていました。

ニコニコ超会議2:1日目の待機列の様子(1)

ニコニコ超会議2:1日目の待機列の様子(1)

ニコニコ超会議2: 1日目の待機列(2)

ニコニコ超会議2: 1日目の待機列(2)

1日目に並んでいたら、ニコニコ技術部界隈飲み会の幹事であったぱおさん(はちゅねオシロスコープの人)に遭遇して一緒に入場。

行くときにケータイ(それもスマホじゃない、いわゆるガラケー)で電車の中でtwitterのタイムラインを追っかけていたら、1日目は海浜幕張に着く少し前、2日目は超会議2の待機列の中でバッテリー表示が赤くなりました。片道2時間という長旅だとだいたいこうなりますね。

今回は紙のチケットでしたが、もしQRコード表示ケータイを見せての入場だったら電池が切れないかとヒヤヒヤものでしたね。(一応急速充電器とか受付で準備はしてあったんでしょうかね…あれだけ人がいれば、電池切れでQRコードのチケットを見せられなくなるというトラブルに遭遇した人もきっといたんじゃないかなーと思います)

両日とも昼前には会場に入ることができました(昨年よりも1時間以上早く入れた)。チケット受付後、1日目はメッセの周りを時計回りにぐるっと3/4周くらい歩かされましたが(これは昨年も同様だった)、2日目は反時計回り1/4周でした。

入り口には花がずらり! 企業から政党まで、いろいろな団体が応援してるんだなーというか愛されてるよなーっていう感じ。

ニコニコ超会議2の会場入り口付近にあった花(1日目)

ニコニコ超会議2の会場入り口付近にあった花(1日目)

1日目:ボーマスとか技術部とか

超会議2では、ボーマスは1日目のほうが大きく、2日目はその一部のスペースが「ニコつく3」に割り当てられていました。ニコニコ技術部関連の展示は昨年は「ニコつく2」の中だけでしたが、今年は2日目だけの「ニコつく3」とは別に2日間通しで「超ニコニコ技術部」がニコつくとは離れた場所に配置されました。

昼飯はニコニコテレビちゃんパスタなるものでしたが、ピンク色のソースがちょっとスパイシーでなかなかおいしかったです。

ニコ技馬車というのがあって、1日目の13:00くらいからはこの馬車の上で、あのスーファミ楽器の人として知られる「nicobow&へけけくん」コンビによる「てってってー」や「恋スルVOC@LOID」などの演奏が行われ、そのメロディ演奏を補うように僕は馬車の後ろでCAmiDionでコード演奏して合わせていました。ちなみに彼らは翌2日目に「ニコつく3」のほうで展示していました。

その後は、早めにボーマスへ。
いつも15:00に終わっちゃうボーマスだけは早めに行かないと間に合わないぞ!

最初にじっくり話をできたのがPSGO-Zブース。
知ったきっかけはニコ生セッション♪を通じて一緒にCAmiDionで演奏したことですが、このときちょうど Make:Tokyo Meeting の前だったのでそれにCAmiDionを出展することを伝えたら、実際に来てくれました。その後はコミケなどでブースを見つけては立ち寄ってます。ブースでは周りの人にもCAmiDionのよさを伝えようとしてくれたりします…w

その後、卓球少年ブースを発見。
この人を知ったきっかけは、以前投稿した【弾いてみた】 初めて買った安いPCを今日俺は売った 【歌ってみた】の元曲からでした。短いかわいい曲の多いボカロPとして知られていて、ニコ生セッション♪の時間切れそうなときのしめに「ぺろぺろ」などが演奏されることも多いようです。で、ついにその人にやっと会えました。思わず目の前でCAmiDionでぺろぺろなどを弾いて遊んでましたw

あとは、CAmiDion 2号機を最初に作ったときの動画に使わせていただいたBGM「【初音ミクオリジナル曲】WAVE MAN【ピポ増量版】」の作者であるクヌースPのブースを探す。もともとは「恋のアルゴリズム」という曲で知ったのですが、この曲も「音楽理論のツボ」の動画のBGMに使っていました。YMOを思わせるあの時代の音が特徴的で、自分に近い歳の子持ちボカロPの一人だったりします。なかなかブースが見つからない…と思ったら、戻り道からのほうが見えやすく、回り忘れていた箇所で発見。じっくり話をしつつCDも買いました。

ボーマスのもう一つの隠れたスペースとして、端のほうに演奏パフォーマンススペースのようなコーナーができていました(ボーマスに隣接する1日目限定のスペース)。ここでセッションをやってる人たちがいたので、耳で感じた通りのコード進行をさりげなくCAmiDion2号機+首下げアンプで再現し、いつの間にかセッションに溶け込んでいたら「すごいww」って言われましたw「これ自作したの?すごい!」みたいな声を何人かの方にいただいてうれしかったです。普段は技術部に出没していても、こういう演奏系の人たちのところにももっと行くべきかなーって思いました。2日目にもこういうコーナーほしかったな…と思ったぐらいですがこれも新たな発見かなーと思ったり。

CAmiDionのようにぶら下げられる小型のガジェットだとブース持たなくても自分の体でこれだけ楽しめたりしますw

1日目の夜は技術部の人たちと飲み会。自分は(さらには幹事もw)展示ブース持ってたわけではありませんが、Make:などで一緒に展示したりして顔見知りが多いということもあって今年も参加。

遠いので泊まろうか迷ったのですがなんとか帰ってきましたw この程度の遠さではホテルに泊まっても交通費の元が取れるほどじゃないですし…。

2日目:ニコつく3、ニコニコ学会β、3Dプラネタリウム

入口を入ってすぐ右にあった秋葉工房ブースロリコム(LOLI.COM)さんが来ていたので見てきました。電車の中でtwitterで11:30ときいて、こんな午前中じゃどうせ間に合わないだろ…と思っていたらぎりぎり間に合ったので。

この人を知ったのはかつて週刊ぼからんでランクインしたのを見たのがきっかけでなのですが、あの頃はなんか LOLI.COM とかいうロリコンみたいな響きの変なハンドル名の人がいるなーみたいな印象しかありませんでした。
が、2012年の冬から春ぐらい?にニコ生セッション♪に突然本人が現れてからは状況が一変。
僕が入りこんで電子楽器CAmiDionで合奏してみたら、他のセッション民にはなかなか見られないくらい面白い人というかノリノリのかっこいいラップ歌いだということが判明。しかも同じ横浜南部民とわかってなおさらびっくり!! 僕にとっては「最寄りの有名ボカロP」といったところです。昨年秋には横須賀でカラオケオフで会ったりもしました(このときにCAmiDionを試してもらったことも)。…ということで2日目早々、入口付近で聞き入っていました。

奥のニコつくは大盛況。1日目より小さくなったボーマスも、1日目より人が多い!
車がロボットに変身するあれとか、鉄道模型、などなど、面白いものがいっぱいありました。でっかいバルーンはちゅね遠くからでも「なんじゃあれは!」っていうぐらい目を引きました

鉄道模型のところで、大森駅などで使われているあの発車メロディをCAmiDionで弾いてきたら拍手されました。見た展示物にちなんだメロディがその場でCAmiDionで弾けるというのは実に楽しいw

昼飯は激辛痛やきそばでしたw 紅しょうがと見間違えそうなくらい赤い麺。まじ辛かった。飲み物が止まらないくらい。

2日目ともなるとだいぶ疲れもたまっていたわけですが、そんな中、ニコニコ学会βのところで興味深いものが。さまざまな研究成果の展示。あの楽器とか、nameless911さんのレーザーハープまでありました。(ちなみに彼は昨年の超会議で名古屋方面から東京じゃなくてなぜか新横浜で降りてしまい、その結果、横浜南部から来た僕とtwitterを通じて合流できてしまい、一緒に入場した人だったりしますw)

続いて公演に聞き入っていました。チームラボなど、ベンチャー企業がハードウェア開発をするときのお話がいろいろ聞けてよかった。個人的に作っている電子楽器CAmiDionを同じように商品化できるのか、そのためにはどんなことが必要になってくるか、という考えを巡らす上でとても参考になりました。

終了間近になった頃、最後は前日の飲み会で僕のすぐ隣にいたヒゲキタさんの3Dプラネタリウム(影絵つき)を体験。迫力の3Dを比較的簡単な仕掛けでここまで楽しませてくれるのはすごいですね。ちなみにこのプラネタリウムは超会議だけでなく過去にも Maker Faire Tokyo 2012 などで見られましたが、今後もどこかの会場で展示されるかと思います。機会があったら一度体験してみることをおすすめします。

そして2日目が閉幕。

だが、この後がまた大変だった。

海浜幕張駅前に来たらストリートパフォーマーが多くいて、しかもその中には運営のニコナマジシャンも!
と思った次の瞬間 i-mode が通じなくなり、ツイートできず。

しかも駅前かなり人多い…疲れたからちょっと座ってパフォーマンスでも見てるか…と思ってよくみたら、駅が混雑しすぎて入場制限しているではないか!

これはもうだめだということで、京葉線に乗るのはあきらめ、代わりに総武線の駅を目指すことに。
線路をくぐって海と逆側へひたすら歩く。右に大きなイトーヨーカドーを見ながら国道を超え、しばらくいくと京成幕張駅、さらにその奥にJR幕張駅(海浜のつかない幕張)。海浜幕張駅からここまで歩くこと30分あまり。
ここからなら津田沼まで7分乗れば、あとは横須賀線直通で80分座って寝ていれば大船まで一直線。これなら東京での長い乗り換えは不要です。横浜を過ぎて目覚めたときは海浜幕張や東京の混雑がうそのようにすいていて、上着がないと寒いくらいに冷えていて、まるで超会議という夢から覚めたような気分。

なかなか有意義であったネット文化の祭典

今回ニコニコ超会議2に来て、この歳になって自分もニコニコ動画をきっかけに色々変わったんだなーということを改めて実感。若者が多いのは確かだけど決して若者だけじゃないよみたいな。

ニコニコ動画が出る前は Java楽器アプリとして MIDI Chord Helper を自分のHPで公開していた程度でしたが、
YouTubeなどで初音ミクの面白さを知る → DTMの再燃 → ニコニコ動画のユーザになる → 派生動画によるボカロPやニコニコ技術部との出会い → 電子工作熱の再燃 → Javaアプリのハードウェア化で電子楽器CAmiDion誕生 → CAmiDionで派生動画を作ったりニコ生セッション♪にも出るようになる → さらなるボカロPとの出会い → …のような循環が生まれ、気がついたらネット上でしかコンタクトしてなかった人にこれだけ実際に会える機会ができていたわけです。

しかもニコニコ学会β周辺で、今やってるCAmiDionのCADによるPCBパターン作成、さらにはこれがもし製品化となったらどんなふうになるんだろう…といったヒントも。これを機にまた新しい展開ができるかな…とちょっと期待がふくらみます。

ということで2日間、立ってることも多くて筋肉痛気味で疲れたけど、いろいろ有意義なイベントでした。
会場を訪れたみなさん、お疲れ様でした!

CAmiDionの基板をCADで作ろうと模索しているが…

これまでCAmiDionの回路図はさまざまなCADソフトで描いてきました。

最初はEScadというソフト。1号機の回路図はそれで書いています。
回路図を描くだけならこれでもよかったのですが、PCB(プリント基板)化を考えると別のソフトがよさそうということで、EAGLEに乗り換え。以後、2号機、3号機とEAGLEで描いていました。

ところがPCB化しようとすると思わぬ壁が。
EAGLEは一定以上の大きさのPCBが作れるバージョンはフリーじゃないなど
いろいろ制約があり、CAmiDionの大きさの基板は作れそうにないことが判明。

これじゃ使えないってことで、次は DesignSpark PCB を使ってみました。
回路図を描いて、一応PCBまで作れたのですが、4本あるタクトスイッチの足の2本が導通していることを利用してこれをジャンパー線がわりにするという配線は無理みたいでした。

あきらめかけていた中、トラ技の記事にもなったという
KiCadが話題になったので試してみました。
工程ごとにテキストファイルに出力してくれるという点で便利。
なるほどこれならLinuxでも同じように動かせるわけですね。
しかも回路記号に不要な寸法などの物理情報がなく、回路図だけ描いて、部品にPCBのフットプリントを結びつけ、そのあとでPCB配線、という手順がわかりやすくなっています。

だがしかし…KiCadでもタクトスイッチをジャンパー線がわりにすることはできず。
ただ、最近はCERNがサポートしてくれるという話もあり、今後の進化にちょっと期待したいところです。

こういう配線はやっぱり手配線じゃないとだめなのかなぁ…
CAmiDionキット化への道はまだ遠い。

2013/08/09追記:いい方法が見つかりました。
CAmiDionの基板をKiCadで作る(タクトスイッチ編)

CAmiDionにアルペジエータ機能を追加。さらに4号機もケース入り

アルペジエータを内蔵したCAmiDionは、これまでは1号機だけでした。
あの頃ニコニコ動画で流行した「ファミマ入店音」を起動音にしたくて、メトロノームを内蔵し、そこにMIDIデータの演奏機能やアルペジエータ機能を実装していました。東工大でニコニコ技術文化祭なるものが初めて工大祭で企画されたときに展示に参加して初披露したことを思い出します。

では2号機以降はどうか…自分で波形を生成しているので、1号機ではできなかったさまざまな波形の出力や、最速化したPWMによるパフォーマンス向上を優先してきたこともあり、長らく手をつけていませんでした。

自動演奏もいいけど、プリント基板化やキット化ができたらいいなぁ…ということで、2012年後半ぐらいから2号機から4号機までの既存ハードウェアの構成を簡略化、最適化したり、ソフトウェアの共通化に力を入れてきました。ストロベリーリナックスから 8×2文字 I2C 対応小型液晶が登場し、それが秋葉原で買えるようになり、スペースに余裕がなかった2号機に搭載できたというのも大きかったですね。

それが落ち着いてきた2013年初め頃。プリント基板化やキット化の前に、メトロノームの実装と、その延長でアルペジエータの実装に向け、ソフトウェア(Arduinoスケッチ)に機能追加をしました。一時ローカル変数の取りすぎでRAM容量オーバーになったためかプログラムの暴走に悩まされたこともありましたが、それを乗り越え、さらに花粉症シーズンも乗り越え、4月初めにようやくアルペジエータが動作する段階になり、2号機以降のCAmiDionに反映しました。

かつて1号機で動かしていることの多かったリズム音つきアルペジエータが、小型化した2号機で動くようになり、手元で自動演奏させてリズムにのってコードチェンジして遊んだりするのってやっぱり楽しい!ということを改めて実感。

この勢いで4号機をケースに入れ、スピーカーを内蔵して単独で音まで出るようにしました。
もともとボールペンのケースだったものを加工しました。基板のほうが縦がわずかに長かったものの、横はほぼぴったりサイズ。

無限音階の採用でオクターブ調整VRいらず、液晶なし、しかもアルペジエータつき。2号機よりもさらに手軽に楽しめるようになりました。

電子楽器 CAmiDion 4号機

電子楽器 CAmiDion 4号機


CAmiDion 4号機 裏面

CAmiDion 4号機 裏面

(追記)動画上げました。

自作電子楽器 CAmiDion に曲を作らせてみた

[ニコニコ動画]